食べ過ぎやお酒の飲み過ぎなどで、体内に余分な水分(湿)と過剰な熱が生じている状態です。 この状態が長く続くと、生活習慣病の原因となります。
湿熱が生じると、次のような症状がよく見られます。
- 太り気味
- 汗をかきやすい
- 顔色が紅い
- 暑がり
- のどが渇く
- においの強い粘ついた便が出る
- 湿疹がでる
- 化膿しやすい
●治療には、過剰な熱を冷まして、余分な水分を取り除く薬、清熱燥湿薬(せいねつそうしつやく)を使います。
【清熱燥湿薬に使われる生薬の代表例】
養生法
養生は、体質のかたよりをなくし健康で長生きするための秘訣です。
毎日続けることで効果は必ず現れてきます。
湿熱体質の方の養生の基本は、「食べ過ぎない、飲み過ぎないこと」です。
湿熱はおもに胃腸で生じます。余分なカロリー摂取が湿熱になると考えてください。