風疹は、感染力が強く、成人が感染すると小児に比べて重症化することがある急性のウィルス性疾患です。 また、風疹の免疫のない人が、妊娠初期に感染すると、白内障・心疾患、難聴などの障がいをもつ先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれることがあります。
大阪市では大阪市民である1歳児と小学校就学前(1年間)のお子様についてMR(麻疹・風疹)ワクチンの無料接種、妊娠を希望する女性・妊娠を希望する女性の配偶者においては接種費用の助成があります。 さらに、2019年4月1日より、第5期定期接種として、 1962(昭和37)年4月2日~1979(昭和54)年4月1日生まれの男性(風疹抗体価が低い場合)も無料接種対象となりました。
◆ 対象者・接種対象期間
● 無料接種対象者
[1期] 生後12〜24ヵ月に至る迄(2歳の誕生日の前日まで)
[接種対象期間] 2歳の誕生日の前日まで
[2期] 小学校就学前の1年間(年長児:平成25年4月2日〜平成26年4月1日生まれの方)
[接種対象期間] 2020年3月31日まで
[5期] 1962(昭和37)年4月2日~1979(昭和54)年4月1日生まれの男性
[接種対象期間] 2019年4月1日~2022年3月31日まで
● 接種費用助成対象者
接種当日の時点で大阪市民(住民登録のある方)で、風疹抗体価が低い次のいずれかに該当する方とします。
1.妊娠を希望する女性
2.妊娠を希望する女性の配偶者(妊婦の配偶者含む)
1、2いずれの方も「風しん抗体価が低い方」が対象であるため、申請には「風しんの抗体を保有していないことが確認できる書類(写し)」が必要です。
ただし、次に該当する方は対象外とします。
- 風しんの抗体を有している方(風しん抗体価がHI法で32倍以上、EIA法で8.0以上)
- 妊娠中、又は妊娠をしている可能性がある方
- 平成25年度以降に実施した風しんワクチン接種費用助成事業により、麻しん風しん混合ワクチン(又は風しんワクチン)を接種した方
- 1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日生まれの男性のうち、風しんの抗体価がHI法で8倍以下(EIA法6.0未満など)の者
※妊娠中にワクチン接種はできません。
※女性はワクチンを接種した後2か月間は妊娠を避ける必要があります。
[ 接種対象期間 ]
2019年4月1日~2020年3月31日までの接種を対象とします。
※上記の期間に接種した方の申請書の提出期限は2020年3月31日【必着】です。申請漏れの無いようご注意ください。
★詳細は大阪市のホームページをご覧下さい。
◆ 概要
● 無料接種対象者
予防接種手帳の予診票をお使いください。当該予防接種の対象者が、大阪市と契約している医療機関(当クリニックも契約医療機関です)で接種を受ける場合に限り、無料となります。なお、定期予防接種対象期間を過ぎると有料になりますのでご注意ください。
● 接種費用助成について
助成限度額と対象者が医療機関で実際に支払った額とを比較して低い方の額が助成されます。(医療機関での予診において体調不良などにより接種が見合わせとなった場合、見合わせ料に対する助成はありませんのでご注意下さい。)
★助成上限額
1.麻しん風しん混合(MR)ワクチンの場合・・・10,011円
2.風しん単独ワクチンの場合・・・6,317円
当クリニックでのワクチン接種費用
M Rワクチン | 9,500円(税込) |
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風疹ワクチン | 6,000円(税込) |
ただし、一定以上の所得のある方については、自己負担の2,000円を差し引いた額が助成されますので、詳しくは大阪市のホームページでご確認下さい。
● 助成方法・手続き
原則として、償還払い(当クリニックに接種費用を一旦お支払いただいた後、本市の申請により返還)になります。
当該ワクチンを接種した後、必要書類を大阪市保健所感染症対策課に郵送することにより申請となりますので、領収書・接種済証など(支払い金額、接種日、接種ワクチン、接種医療機関がわかる書類)を保管しておいていただきますようお願いします。
★詳細は大阪市のホームページをご覧下さい。