
スリンダ錠28は、プロゲスチン単剤の経口避妊薬(Progestin-Only Pill:POP)です。
現在、国際的に広く使用されている経口避妊薬は、主にエストロゲンとプロゲスチンの配合剤である混合型経口避妊薬(Combined Oral Contraceptives:COC)とPOPです。世界保健機関(WHO)のガイドライン※では、POP静脈血栓塞栓症のリスクがCOCより少なく、喫煙者や肥満、高血圧若しくは弁膜症の女性又は深部静脈血栓症若しくは肺塞栓症の既往を有する患者等にはCOCよりも推奨度が高い避妊薬とされています。
スリンダ錠28は、28日の周期でドロスピレノン錠4mgを24日間1日1錠服薬後に、プラセボ錠を4日間1日1錠服薬する経口避妊薬です。2025年1月現在、本剤は避妊に係る効能又は効果で米国、 仏国、独国、豪州等62の国又は地域で承認されており、本邦においては、2025年5月に「避妊」の効能又は効果で承認されました。
※ Progestogen-only contraceptives, Medical eligibility criteria for contraceptive use, Fifth edition. World Health Organization. 2015: 156-172.
- スリンダ錠28は、ドロスピレノン4mgを含有する国内初のプロゲスチン単剤の経口避妊薬(POP:Progestin-Only Pill)です。
- スリンダ錠28は、24日間実薬投与に続いて4日間休薬するスケジュールで服用する製剤で、1シートに実薬錠24錠とプラセボ錠4錠を含みます。
- スリンダ錠28に含まれるドロスピレノンは、排卵の抑制、子宮内膜の菲薄化、子宮頸管粘液の高粘稠による精子の侵入障害等により避妊効果を発揮します。
- 国内第Ⅲ相臨床試験(LF111/3-A試験)において、スリンダ錠28の13周期投与期終了時の全般パール指数(PI)※は0.3917(95%信頼区間(CI):0.0099~2.1823)であり、有効性が検証されました。
※100人の女性がその避妊法を1年間用いた時の妊娠数(対100女性年) - 主な副作用は、不正性器出血(月経中間期出血、異常子宮出血)、頭痛、月経異常(過少月経、過長過多不規則月経、重度月経出血)、下腹部痛、腹痛、下痢、悪心、ざ瘡、乳房不快感等です。
ドロスピレノンはプロゲステロン作用と抗ミネラルコルチコイド作用、弱い抗アンドロゲン作用を持つスピロノラクトン誘導体で、排卵の抑制、子宮内膜の菲薄化、子宮頸管粘液の高粘稠による精子の侵入障害等により避妊効果を発揮します。

◎1シート・・・3,850円(税込)